ならの木で、木べらの短いやつを作りました。

お客様の声で、長いものより短いほうが欲しい、和食では短い木べらを使うと聞き、制作をはじめました。

木べらは僕の定番になっているのですが、ここでも説明します。

僕がチャーハンを作るのにハマっていた時期があって、ペラペラの木べらじゃなくて、もっと握り手が太い物が欲しいなと思ったのが始まりで、試作しては使ってみて、これならいいぞ!と感じクラフトフェアに出しました。握り手を太くするために、分厚い材料から、柄が丸くなるように彫り出しています。薄く作れば二本作れる材料で一本を削り出しています。

すり減っていくものなので、硬い木を選びました。しかし、ケヤキの木で作ると、匂いがきつく、黄色い汁も出てしまい、料理に向いていませんでした。

ならの木は嫌な匂いも出ず、汁も出ず、固く良い色艶に変化していきました。これなら大丈夫。(栗の木もオッケーでした。)

每日の料理に疲れてしまうこともありますが、愛着のわく器や道具を使うと、少し楽しくなることも実感し、今もこんなことを続けています。木は洗ってもいいの?木に油は大丈夫?と思う方に、最初に使っていただきたいアイテムです。

普通サイズをお持ちの方も、短いサイズいかがでしょうか?

料理上手な方のご意見は大変参考になります。

何処かの展示会で会うことありましたら、ご意見下さい。

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2018年5月8日